見出し画像

住宅展示場が、ご近所さんとイベントをして感じたこと【地域開放DAYレポ】

先日、住宅展示場としては珍しい、展示場を1日地域に開放するイベントをBESS藤沢で開催しました。今回は、家を売っているはずの住宅展示場が、なぜ「地域開放DAY」を開催したのかと合わせて、イベントの当日の様子をレポートします。

なぜ住宅展示場を地域に開放?

住宅展示場というと、「家を検討する人が行く場所」というイメージを持つ人が多いかもしれませんが、BESSの展示場「LOGWAY」はちょっと違います。家や機能を比較検討するのではなく、「将来こんな暮らしができたら楽しいかも」と、自分に合った未来の暮らしをのんびりと思い描く場であれたらと思っています。

だから、気軽に、いつでも、何度でも遊びに来てほしい。そして、LOGWAYを起点に人と人との繋がりが生まれ、楽しい輪がどんどん広がったら…こんなに嬉しいことはありません。そのために、場内に大きな「集える広場」を設けたり、来場者が自由に使える「部室小屋」を建てたりと、全国37ヶ所のLOGWAYで様々なチャレンジをしています。

BESS仙台の部室小屋「IMAGO BUSHITSU」。
自由に使える建築端材や工具、塗料などが置いてあります。

地域のハブを目指して!藤沢を盛り上げたい。

その中でBESS藤沢では、少しでも地域に貢献できたらと、定休日にモデルハウスを地域の活動団体に貸し出したり、地域の企業と一緒にイベントを開催したりと、地域活動にも力をいれています。少しずつ地域の活動団体や企業との繋がりができはじめ、分野に違いはあれど、「藤沢エリアをもっと面白い場所にしたい。みんなが暮らしやすい場所にしたい。」という共通の思いを持っ団体や企業が沢山あることが分かってきました。そして、「みんなで力を合わせたら、もっと面白いことができるんじゃないか」と、BESS藤沢の支配人:浅野の発案で地域開放DAYの企画が進んでいきました。

BESS藤沢の広場。みんなで木材を使ってキッズチェアをDIY。

「地域開放DAY」ってなにしたの?

「BESS藤沢で『地域開放DAY』を一緒にやりませんか?」とお声かけしたところ、すぐに3つの団体から「やりましょう」とお返事が。今回、地域開放DAYを一緒に盛り上げてくださったみなさんを、簡単にご紹介します。

朝cafeこどもアートの展示・販売

地域のみんなで子どもを育てあい、どんな親子も生きやすく」というメッセージを掲げ、不登校児のホームスクーリングを支援している「ホームスクーリングで輝くみらいタウンプロジェクト」のみなさん。地域開放DAYでは、子どもたちが制作したアート作品を展示・販売する「朝cafeこどもアート」を開催することに。実施が決定すると、大人も子どもも大急ぎで準備を開始。当日は、BESSの家に沢山のアートが展示されました。

市川園さんの朝採れ野菜の販売

神奈川県茅ヶ崎市の「市川園」さんからは、新鮮な朝採れ野菜をご提供いただけることに。野菜や果物など、様々な品種を栽培している市川園さん。お仲間農家さんにも声をかけていただき、のらぼう菜や白なすなど、ちょっと珍しい野菜も登場しました。

もやいコーヒーの豆挽き体験&コーヒー販売

日本の貧困問題を社会的に解決する」というミッションのもと活動されている「自立生活サポートセンター・もやい」さんは、「MOYAI COFFEE」の豆をつかって、焙煎士さん直々に美味しいコーヒーの挽き方や淹れ方を教えてくれました。MOYAI COFFEEは、フェアトレードの豆をつかって、少ないスタッフで丁寧に焙煎を行っているため、オンラインショップは売り切れが多いのだとか。

当日の様子をちょっとご紹介。

地域開放DAY当日は雨。風もビュービューと吹いている、嵐のようなお天気となってしまいました。モデルハウスの室内やデッキを使って、みなさん準備万端。でも…お客さんがほとんど来ない…。

丸いアートな家BESS DOMEに、所せましと子どもたちの作品が並びました。
朝採れ野菜の販売は、デッキを使って。とまと、めちゃくちゃ甘かったな。
もやいコーヒーは、落ち着いた雰囲気の程々の家でゆったりと

「このお天気じゃ、仕方ないですよね…」などと雑談しながら、お客さんがこないなら出店者同士で楽しんでしまおうと、朝cafeこどもアートのみなさんが、コーヒーを学んだり、野菜を買ったりと、交流がはじまりました。はじめましての人同士でも、同じエリアで活動していることもあり、「その人知ってます」「そのイベント今度参加します」など、話が盛り上がる場面もたくさんみられました。

午後からは風が少しおさまり、お客さんもちょっと増え始めました。「朝cafeこどもアート」に作品をつくって参加してくれた子どもの保育園時代の先生が遊びに来てくれて久しぶりの再会、という感動シーンも。終始、和やかで笑顔に包まれた一日となりました。

イベント終了後の「朝cafeこどもアート」のみなさん。笑顔が素敵です!

人と人とが繋がって笑顔になれるっていいな

家に帰って、1日を思い出しながら購入したアートを家に飾り、とれたての野菜を夕食でいただき、しまい込んでいたケメックスを引っ張り出してコーヒーを飲みました。いつもとは少し気分が変わって、幸せな気持ちに。アート・野菜・コーヒー、そしてBESSの家。ジャンルはバラバラですが、「暮らしを豊かにする」という共通点があったように思います。「人と人とが繋がって笑顔になれるって、やっぱりいいな。これからも地域開放DAYを続けていきたい」と感じた1日でした。次回は、絶対晴れてほしい!

私がゲットしたのはこちら。緑の昆虫は、なんと切り絵アート。すごすぎる!

今回の書き手/せしも
3年続いたコロナもようやく収束が見えてきましたが、良い意味でも悪い意味でも、私たちの生活に大きな変化をもたらしました。様々な変化の中で私が一番残念に思っているのは、人との心の距離が、なんとなく遠くなってしまったこと。オンラインを使っていつでも気軽に、(画面越しに)顔を見ながら話ができるようになった一方で、身体的距離が離れたことで、心の距離も遠くなってしまったようにも感じます。友人や親戚に久しぶりにリアルで会うと、「直接会って、話ができるのって最高!」と感じるのは、私だけでしょうか?

この記事が参加している募集

イベントレポ

企業のnote

with note pro

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!