クライアントだけどがっつり働く、撮影現場の裏側をご紹介【BESSの家】
「えっ…クライアントなのに…ここまではたらくの…?」
私がBESSの撮影に初めて参加したときの感想です。
前回の記事でご紹介したBESS春夏フェア「はみだせ!くらし」。
今回の記事では、普段お見せすることのない撮影現場の裏側をご紹介したいと思います!DIYの参考になるかも!?
私は広告代理店→デザインプロダクションを経てBESSに入社しました。
クライアント企業の撮影も経験してきましたが、私の中での「撮影におけるクライアント」のイメージといえば、
『撮影されたカットをチェックする』
『現場では基本的に待機している』
…という感じ。
そんなイメージだったので、BESSに転職して初めての撮影で、スタイリストさんや制作会社の方々と同じように、絵コンテの確認(自分たちで書くことも)、スタイリングアイテム探しや事前確認、荷物の積み下ろし(多いときには2トントラックで荷物を運搬)、お弁当や飲み物の手配まで、上司も部下も関係なく全力投球する姿に度肝を抜かれたのでありました。
「クライアントがこんなに率先して一緒に物作りをするような現場は珍しい」と言っていただくことも多いのですが、今回の撮影でもがっつりチーム総出で現場に臨みました。
まずはこの写真にある「はみだしデッキ」。
ウッドデッキ自体は大工さんに作っていただいたのですが、塗装は自分たちで。
BESSの家に住むユーザーはセルフで毎年デッキ塗装される方が多いですが、自分たちで手を動かすと改めて「こういう感じか~」と実感できます。
ちなみに塗装するのは雨風による腐食や劣化を防ぐため。
この日は「薪棚スライダー」も塗装したのでアラフォーの私はそれだけで腕がプルプルになりました…
続いてこちらのシーン。
「土間でキムチをつけるの、いいかも!」と盛り上がったものの、果たしてBESSらしく、絵になるシーンにできるのか??と、スタイリストさんと一緒になってモノの手配や絵作りに奔走。
大量の白菜や上からぶら下げる腸詰や大量のキムチ(撮影後スタッフで山分けして美味しくいただきました)を手配していただき、COUNTRY LOGらしい暮らしを全員で作っていきました。
こちらはワンダーデバイスの暮らし。
子どもたちが小さなとき、巣立った後…
家族の変化に合わせて変えられる大空間の暮らしを表現しています。
創意工夫とアイデア次第でどこまでも暮らしは自由に、自分で作っていける…ということを自分たちでも体現すべく、DIYに勤しみます。
こちらは目隠し兼収納ボックス。
子ども部屋じゃなくても、ゆるやかに仕切れたり目隠し出来たら、十分では?という提案です。
両面楽しいイラストのオリジナリティあふれる家具が完成しました!
黒板やマグネット塗装を施しても良さそう。
大人のクリエイティブスペースは、「これもアリかも!」「自分もやってみたい!」と思えるようなアイデアを目指しました。
2日間の撮影の中で子どもスペースの撮影・解体→演出を作り替えて撮影…まで同じ空間でやりきる必要があったので、別シーンの撮影も並行しながら、全員で役割分担して仕上げていきます。
完成したワークスペースがこちら!
デスクの壁の素材は光を通しながらもゆるやかに視線を遮り空間を仕切れる、ポリカ波板をセレクト。目にした人、空間を体験した人のクリエイティビティを刺激できたらと思います。
撮影や制作の裏側を、こうした形でご紹介するのは初めてでしたが、
「現場ってこんな感じなんだな~」「こんなクライアントもあるんだな~」と面白がってもらえたらうれしいです。
今回ご紹介した春夏フェア「はみだせ!くらし」は、全国のBESSで特製リーフレット、来場ノベルティをプレゼントしています!
各地のBESSの家々では、様々な暮らしの設えや、楽しいイベントを開催していますので、外で過ごすのが気持ちいい季節、ぜひ遊びに来てくださいね!