BESSの家・森林保全活動レポ!~はじまりの地・青梅の森にて~
6月下旬の某日、BESSフォレストクラブ・アールシーコア支部で東京『青梅の森』にて森林保全活動を行ってきました。
猛暑の気配が既に漂っていましたが、ぎりぎりその手前の、気持ちのよい晴天の一日。山の上は、程よい“初夏感”に恵まれ、いい汗かいて参りました!
以前の記事でもご紹介しましたが、BESSフォレストクラブは、当初は「BIGFOOTフォレストクラブ」として、1998年にスタート。ログハウスのBIGFOOTとして「地球のメンテナンスにひと役」を合言葉に世界各地の自然保護活動への寄付から始まりました。
その後、ブランド名が「BESS」となり、「BESSフォレストクラブ」へ。そして、2011年より自分たち自身でも森林保全活動を開始しました。
『青梅の森』は、実は2011年に森林保全活動を開始したときの最初の場所、いわば”はじまりの地”なのです。
いつもと同じく、西多摩自然フォーラムさんご協力のもと、『青梅の森』のふもとで準備開始。
新入社員ら今回初参加のメンバーもいて、あらためて森の活動のオリエンテーションをします。
その途中、なんと使われた後の鳥の巣発見!なんか、こういうちょっとしたことでテンション上がりますね(笑)
いよいよ山に入ります。里からすぐの山なので、そんなに高い山ではないですが、ザ・山登りという感じに、またしてもテンションが上がります(笑)
今回の活動場所に到着。この日の主な作業は、エゴノキの除伐。スギ、ヒノキが元気に育つように、ほおっておくとエリアを広げてしまうエゴノキを伐ります。
事前に西多摩自然フォーラムの皆さんが、主だった除伐対象に目印も付けてくれていました。
直径5cmほどとはいえ、枝もあちこち伸びています。数名ずつの班に分かれ、枝打ち部隊&根元から伐る部隊と交互に役割を交代しつつ除伐を進めます。
そんなこんなで、えらい集中力を発揮し(日頃の仕事でも発揮せい!)、想定よりも除伐作業を早く終え、下草狩りにも邁進。
森の活動、行ってみるとわかるんですが、伐るのがクセになってきます。手を入れたくてしょうがなくなる。でも、お手つきはご法度。あやまって伐ってはいけない木に手を出さないように、西多摩自然フォーラムの皆さんに確認しながら下草も刈ります。
何はともあれ、参加メンバーのその姿は頼もしい限りでした。
お昼を食べたあと、今回は山歩きをしつつ、今後の活動場所などの視察へ。
「次はこのあたりをばっさりさっぱり、手入れしたいね!」とやる気にあふれた会話が続きます。
これも活動してみるとわかるのですが、実際に除伐作業をした森って、明るくなるんです。素直に、気持ちいいし嬉しいんですよね。だから、作業後に皆でまわると「あそこも伐れそう、こっちも伐れそう」の目線に。いやいや、伐っちゃいけないとこもあるから(笑)。
森林保全活動といっても、それほどおおげさなことができるわけでありません。ひとつひとつは小さな活動。十数名のメンバーで行ってできることは限られていて、ほんのごくわずかな区間の森の手入れができるだけ。
でも、自分の手でやることで気がつけることが多いし、何よりも日ごろから森に携わっている方々への敬意が高まります。そして積み重ねが大事であると、あらためて学べます。
この日の活動の最後に、西多摩自然フォーラムの久保田さんより、これからの指針にもなるありがたいメッセージをいただきました。
「森というのは手を入れてあげればしっかり再生します。皆さん植林を気にするけれど、手入れをしっかりすれば、植林しなくても森は自ら再生していくんです。そして、人と森との関係で言えば、しっかりと、伐った木を有効に使う、が大事です。皆さんのBESSは、木を大切に使っている。その循環を多くの人に知ってもらうことが大切です。」
今の世の中、なんでもスピード、コスパやタイパ重視が持てはやされますが、自然相手にはタイパなんて言葉はナンセンスでしかありません。
世の中には時間をかけてでないと解決しない問題がある、と多くの人に知ってもらいたいと思った次第でした。
はじまりの地『青梅の森』で、あらためてフォレストクラブ・森林保全活動の意義を確認できた一日でした。今後も全国でBESSフォレストクラブ活動を広げていきます!
BESSフォレストクラブの活動に興味を持っていただけたら、ぜひBESSのLOGWAYにもお越しください!お待ちしています!