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手のかかる「木」ほどかわいい?木の家に住むってこういうことなんです。

ログハウス、憧れるけど何か大変そう…というような声をよく聞きます。
確かに、メンテナンスフリーの最新設備の家とは違い、自然の無垢材をふんだんに使用したBESSの家には、自然材ならではの特性があったり、お手入れなどに手がかかったりします。
今回の記事では、
木の家に暮らすってどういうこと?どんなお手入れが必要?
そんな、疑問にお答えします。

節があります。ひび割れもあります。

自然材を使用しているBESSの家には、節もひび割れもあります。
それをどうとらえるかは住む人次第。

「ここの節は猫の顔に見えるんだ」
「ここは鳥の羽みたいでしょ」
わが家の節自慢
をしているユーザーがいたり。

ツルツルピカピカの家ではないからこそ、
子どもが汚しても気にならなくなった」
「おおらかになった」
というユーザーがいたり。

この節、何に見えますか?


湿度に合わせて、伸び縮み。

木材は空気中の湿度に合わせて、水分を吐いたり吸ったりし、収縮と膨張を繰り返します。

湿度に合わせて変化する様はまるで “天然のエアコンディショナー“ 。
調湿作用で、冬場は結露を防いでくれ、じめじめした梅雨時でも室内はカラッと快適です。
洗濯物がよく乾く、冬でも肌が乾燥しない、という声も。

また、床や壁の仕上げ材がすいたりすることもあります。
「うちはこの季節になるとここの扉が開きにくくなるから、こんな風に力を入れるといいんだよ」
わが家ならではの取説を楽しそうに話してくれるユーザー。
「暮らしていくうちに、それぞれの季節にどんなことが起こって、どう対処すればいいか自然に身についてくる。この家のマスターになっていくのが楽しい」
と話してくれました。

定期的なメンテナンスが必要です。

雨風にされされるデッキやログハウスの外壁は、定期的な塗装塗り替えや、腐朽菌から木を守る防腐スプレーの散布などが必要です。

それをめんどうだと思うのか、逆に楽しんでしまうかは住む人次第!

実は多くのユーザーが、年1回のデッキ塗装を、ゴールデンウィークの年中行事として、家族や友人とともに楽しんでいます。
横で遊んでいた子どもたちが、いつしか率先して塗装するようになった様子に成長を感じたり。

デッキ塗装は、家族や友人が集まる年中行事

そうして手をかけるほどに愛着が増し、年月とともに無垢材ならではの味わいが深まっていきます

木が心地よいのには理由がある?

手がかかる木の家ですが、一方で木ならではの恵みもあります。
森林浴という言葉があるように、木に囲まれた空間は心地よいと感じる方が多いもの。単なる気分の問題なのでしょうか?
いいえ、実はちゃんと理由があるんです。木からは、人をリラックスさせる「フィトンチッド」という成分が放出されています。
それだけでなく、年輪や木目には「1/fのゆらぎ」という独特のリズムがあり、視覚的な癒やし効果も。
さらに、耳ざわりな高周波の音を吸収する効果もあります。
木に包まれた、目にも耳にも心にもやさしい空間。
家に帰ると落ち着く、居心地が良くて出かけなくなった、というユーザーの話もよく聞きます。

生き物のような家と、時間をかけて付き合っていく

来場時にお渡ししている「BESSの性分」というツールの一節に、
木の家は生犬」というフレーズがあります。
生き物であるからこそ、
傷も節もあり、思い通りにならないこと、手がかかることがあります。


ご来場の方にお渡ししている「BESSの性分」より

どうしてそんな面倒なことをわざわざ選ぶユーザーがいるのでしょうか?

生き物のような家だからこそ、
自然体に暮らせたり、
その人が本来もっていたおおらかさが引き出される。
「これは子どもが小さい時につけた傷でね」
と家族の思い出いなったり。

そうして暮らしていくうちに、かけがえのない家となっていく。

スイッチひとつで暮らしを便利にする文明もいいけれど、
手間や工夫をおもしろがる感性と遊びごころという文化を大切にしたい
と、BESSは思っています。

あなたは家に何を求めますか?

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