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家は「子どもが主役」であるべき?‟家の役目”について考えてみました。

「子育てしやすい家」「子どもにやさしい家づくり」「子どもが喜ぶ家!」
子どもの成長とともに家づくりを考え始める人も多く、こういった言葉をよく見かけます。我が家も2人の子育て真っ最中なので、興味をそそられます。…しかしふとした疑問。
子育てに「良い」家って、結局のところ、何が「良い」なんだろう??
今回のnoteでは、『家と子どもの関係』について掘り下げてみたいと思います。

昔の家には「子ども部屋」はなかった?

日本の住宅に「子ども部屋」という考え方が定着したのは、高度経済成長期のまっさかり、昭和40年代にかけてと言われています。
それ以前は、日本家屋の部屋の仕切りは障子やふすまなので、親も子どもたちも間仕切りのない空間で一緒に過ごすことが当たり前でしたが、生活様式の欧米化や、LDKという間取りの考え方が定着するなかで、「子ども部屋」は当たり前となっていったそう。(1970年代の子ども部屋所有率はどの国よりも高かったらしい!)

BESSの家は「大人が主役」

BESSも、子どもにとって家という存在は、成長し、やがて独り立ちする大切な場所だと考えています。
だけど、それが「子どもが主役の家づくり」になるかというと、少し違うかもしれません。

BESSの暮らしは子どもではなく、あくまでも大人が主役
子どもは、大人になる前の‟小人しょうじん”と捉えています。それは‟大人たいじん”に対して、まだ不完全で未完成なもの。
王様のように扱うのではなく、振り回されすぎることなく、まずは大人が楽しむ。主役は大人で、子どもに対してはさまざまな経験の場を与えてあげる存在でありたいと思っています。

「こんな大人になりたい」と憧れたり、時には「大人ってズルイ!」と反発したりしながら、暮らしを楽しむ大人の姿を見ることで、「早く一人前になりたい」と、自分の意志でやりたいことをみつけていくとBESSは考えます。だから、あえて子どもを優先しません。

BESSのコンセプトブック「BBB」の1ページ。

では、「大人が主役」の家とは?

例えば、吹き抜けを活かした広々としたリビングで家族みんなの気配を感じながら暮らす。炎を囲んで落ち着ける薪ストーブや、自由に使えるオープンロフトがある。子ども部屋は四畳半もあれば十分…

大人も子どもも、同じ空間で一緒に楽しむ暮らし

過去に取材でお伺いしたご家族から聞いたのはこんな言葉。
子どもはすぐ巣立ちますから。あとは自分たちの人生を遊ぼうかと思ってます』
『本当はもう1サイズ大きいモデルも建てられましたが、将来夫婦2人になったときに持て余してしまいそうで』
『個室があるとどうしてもそこにこもりがち。家族が集まる広いロフトは譲れませんでしたね。受験とか、1人の空間を作ってあげたい時期が来れば、仕切ればいいですから』

以前投稿した「間取り」についての記事の中でも触れましたが、必ずしも、子ども一人に一部屋って、必要じゃないのかもな…と思わされる言葉でした。子ども部屋に限らず、BESSユーザーの暮らしぶりや話を聞くと、家や暮らしの在り方はもっと柔軟でいいんだなと気づかされます。

家は、子どもの自立心を芽生えさせる場所でありたい

BESSの家では、大人が主役。
大人が中央にどんと構えて、存分に楽しむ。そういう大人の姿に子どもが憧れを抱き、早く大人になりたいなあと思う。それが、子どもの自立心を芽生えさせるきっかけとなり、しっかりと独り立ちしていく…それが子どもに対する家の役目ではないかな、と思います。そして、BESSの家はそんな家族を受け止める家でありたいと考えています。

大人こそ、楽しみましょう!

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