家も植物も、てまひまから生まれる豊かな時間【BESSに暮らす人#01】
個性豊かな木の家のBESSの暮らしってどんな感じ?
今回からBESSユーザーの暮らしを紹介する【BESSに暮らす人】をスタートします。
暮らし方や個性はさまざまだけど、BESSユーザーに共通するのは「何気ない今日をおもしろがろうというポジティブなパワー」。そんな生き方や価値観をもっとたくさんの人に知ってもらい、それぞれの”おもしろい未来”ってなんだろう?と考えるきっかけになればと思います。
庭を森にすればいい。
ご主人:
ここは元々宅地用に開発された土地で駅や学校にも近く、子どもたちのことを考えて決めました。家内とは「せっかく安曇野にログを建てて住むんだから森のなかがいいよね」なんて話していたんですが、「ここを森にしちゃえばいいんだ」と思って庭づくりをはじめました。
何にもなかった更地からはじめて8年、だいぶそれらしくなってはきましたが、もうちょっと頑張りたいところですね。最近は仕事の方が忙しくなって、なかなか自分のところまで手が回らず、放ったらかしの状態です(笑)。
庭は生き物の住処。
一緒に住んでいくには手間もかかる。
それでもやっぱり最低限の手は掛けてあげないといけません。あたりまえのことですが、植物は生き物なんです。日照りが続けば水やりをしなくてはいけないし、枝が伸びたら切ってあげないといけない。よく虫がいやだという人がいらっしゃいますが、木を植えたら虫は絶対に付きます。庭は生き物の住処。植物を維持し、やってきた生き物たちと一緒に住んでいくには、どうしたって手間はかかるんです。でも、夏には木陰をつくってくれ、秋になれば美しく色づいて目を楽しませてくれる。
BESSの家も同じだと思うんです。外壁の色が落ちてきたら塗り替えないといけないですし、ストーブを置いたら薪づくりをしないといけない。やっぱり手間はかかりますが、そうすることによって家への愛着が生まれ、家族との豊かな時間を感じることができるんじゃないでしょうか。
ログに住んでいると、
人も家も生きているんだなってわかる。
BESSの家を知ったのは、造園家をめざして学んでいた専門校時代です。学校には私のような20代から60代までいろんな人たちが来ていたんですが、そのなかにログを別荘にしている経営者の方がいたんです。その方がやけに人生を語るんですね。何度か遊びにも行かせてもらいましたが、全身からもう余裕のオーラが漂っているわけです(笑)。
ログハウスに住むとこんな人生を送れるのかって、強烈に印象に残っています。それからログの暮らしに興味をもつようになり、自分で家を建てるならBESSと決めていました。でも、あの人のような境地にはなかなか(笑)。でも、木の家に暮らす心地良さは想像していた以上です。
床の色の変化も心が惹かれる。
私がとくに気に入っているのはログの床。足の裏に温もりを感じることができて、寝転んでも気持ちが良い。あと植物を相手にしている人間としては、肌と触れ合うことで床の色が少しずつ変わっていくところに心惹かれますね。
もちろん維持していくにはいろいろやらないといけないことがありますが、そこは全然苦じゃない。壁の塗り替えも、薪割りも大変だと思ったことはありません。庭と同じでBESSの家も手をかければかけるほど良くなっていくように思います。
自然とつながれる喜び。
奥さん:
安曇野で暮らしはじめて8年が経ちますが、この土地とこの家のことをどんどん好きになっていきます。
いちばん嬉しいのは、自然とのかかわりを感じられるところ。うちは外灯に蛍光灯を使わず、屋内の照明もなるべく抑えているので、夜のとばりが下りてくると家のなかも自然と暗くなりますこの暗さが子どもたちにはとっても良いようで、自然と眠りについてくれる。
朝は朝で明るくなれば自然とお目覚め。子どもたちの生きているリズムが自然のリズムに合っているんでしょうね。
木に囲まれているせいか、優しい気持ちになれるのも不思議です。家のなかに入ってた虫なんかも、やっつけないで外に逃がしてあげたくなっちゃうんですよね。
主人がつくってくれた庭で、四季を感じることができるのも嬉しいですね。
記事の全編や、他のBESSユーザーの暮らしぶりは、『本人』バックナンバーで。
「住む」より「楽しむ」を実践するBESSユーザーの暮らしや価値観が詰まった冊子『本人』を全国のLOGWAYで配布しています。
上記Gさんのインタビューも『本人』からの一部抜粋です。他にも各号テーマもいろいろに個性豊かなBESSユーザーの暮らしぶりを紹介しています。
ぜひ、LOGWAYでお手に取ってご覧ください。