スローライフは忙しい!?BESS社員が「森活」で身をもって体験してきた話
最近では「エシカル就活」という言葉が話題になるなど、就活生も、企業を選ぶ際に事業内容だけでなく、企業のCSR活動や社会貢献意識を当然のように重視していると聞きます。初任給の額や福利厚生ばかり比較していた自分が本当に恥ずかしい…。
2010年代頃から「CSR」「SDGs」という言葉をよく耳にするようになり、企業も地球に生きる一員として環境や人道的・倫理的な観点で社会に対する責任を持つことを求められていますが、実はBESSもずっと前から、「木を扱う会社」として地球の環境のために活動をしています。
BESSフォレストクラブとは
BESSフォレストクラブは1998年の設立以来、生物多様性に富むガラパゴス諸島の植生再生事業を今に至るまで継続支援しているほか、世界各地の自然保護プロジェクトを支援してきました。2011年からは森林保全活動に参加、2016年からは全国各地のBESSのLOGWAYで木や森と触れ合う様々なイベントを開催しています。
木の恵みを届けてくれる森のために、普段の暮らしの中で、私たちにもできることがあるはず。森と共に生きる豊かさや喜びをより多くの方に知ってもらえるよう、フォレストクラブは活動しています。
念願の「森の活動」に初参加!
ここ2年ほどは新型ウイルスの影響で、なかなか思うように活動できなかったBESSフォレストクラブですが、少しずつ再開しています。BESSで働く社員としてだけでなく、プライベートでも森遊びや焚火など、日頃から森林の恩恵を目一杯に受けている身として、微力ながら念願の「森の活動」に初参加してきました!やったー!
今回の活動メニューは下草刈り、シイタケの本伏せ、薪割の豪華3本立て!
午前中の元気なうちに大鎌を振ってせっせと下草刈りです。地味で重労働だけど、苗木が元気に育つためにはとても大切な作業なんだとか。
最初は恐る恐るだった大鎌にも慣れ、しばらくすると取り憑かれたように黙々と下草を刈る参加メンバーたち。「自分がこの森を守る!」と妙な使命感に駆られること2時間。
「はーい、じゃあそろそろ休憩しましょう!」というリーダーの声に我に返り、腕や腰にかなり負担がかかっていることに気付きました。森の仕事は大変です。。。
NPOの方が作ってくださった、おいしいおいしいお昼ご飯をいただいてしばし休憩。木々の間を抜ける風を受けながら、「いやぁ、○○さんのあの下草刈りは見事だったね!」「オフィスにいるときより輝いてたよ!」とお互いの健闘を讃え合います。
ふだんは違う拠点やフロアにいるメンバーでしたが、まさに「同じ釜の飯」を食べたら自然と連帯感が!これもフィールドに出る醍醐味のひとつですね。
英気を養って、午後はシイタケの本伏せ作業から挑戦。近くで伐ってきた竹で台を組み、前に植菌・仮伏せしてあったほだ木を交互に立て掛けます。秋の収穫が楽しみです。
最後はひたすら薪割!といっても機械式の薪割機を使って、玉切りされた太い丸太をどんどん割っていきます。当然斧で割るより楽で簡単なのですが、午前中の下草刈りがここにきてじわじわと響いてきているメンバーはもはや無言。
リーダーにより容赦なく積まれていくノルマ(丸太)を前に、1秒でも早く終了時間が来ることを願いながら薪を割り続けます。そんなメンバーの邪念を察したのか、「はい、30分延長!」というリーダーの非情の声が響いた時には、一同空を仰ぎました。
「じゃあ今日はここまで!お疲れさまでした!」延長戦を追え、ほっと安堵するメンバー。
我々が機械で薪割をしている間も、あの過酷な下草刈りを続けていたリーダーはとても元気。さすが森の匠はたくましい…!
最後に1日を通して体験した森林保全の意義、人と自然が助け合って生きていくことがどれほど重要で豊かなことなのか、それぞれが感じたことを話し合って、今回の活動は終了!
全員が心地よい疲労感、充実感を感じながら帰路につきました。疲れたけど、楽しかった~!!
森を飛び出して広がる活動
BESSフォレストクラブの活動場所は森だけではありません。森林保全活動を行っている方々にご協力いただいて、全国各地のBESSのLOGWAYで木のワークショップを開催したり、走るログ小屋「IMAGO」を活用して、みなさんの街に出向いたり、森や木への理解を深めるためにさまざまな取組みを始めています。
日本の国土の7割は森林です。現代において日常的に森林とのかかわりを身近に感じる機会は少ないかもしれませんが、これからも全国のNPO法人やBESSユーザーのみなさんをはじめ、共感してくださる方々と一緒に、楽しく真剣に活動を広げていきたいと考えています。
もしBESSフォレストクラブの活動に興味を持っていただけたら、ぜひBESSのLOGWAYにお越しください。森の入り口で、お待ちしています!