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BESSブランドストーリー

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BESSのコンセプトやマーケティング、商品開発秘話などブランドにまつわるエピソードをお届けします。
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#BESSログハウス

【経年‟愉化”って何!?】BESSの家、新WEBコンテンツ公開しました!

より深く、BESSらしく。BESSの家公式サイトをリニューアルしました! 今回のnoteでは、新コンテンツの裏側とその一部をご紹介します! 今回新設したのは「BESSカルチャー」。 BESSの価値観や文化性をもっと感じてもらいたい。 BESSが共感する、会ってみたい!と思う方々にインタビューしたり、BESSの家のユーザーの暮らしを訪ねたり、色んな角度でBESSの暮らしや価値観を探るコンテンツです。 その中のひとつが、BESSの家に対する価値観「経年愉化」を紐解く「なにな

BESSの家の根っこにあるものとは?「ダークな人ほどクリーンになれる」という本を作りました。

1986年に創業したBESSは、もうすぐ40年目を迎えます。 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンに掲げ、出自のログハウスをはじめとした家々の共通コンセプトは「家は道具」。 そんな一般住宅とは違うこだわりをもつBESSの価値観や創業者が共感した言葉たちを、今回、一冊の本「ダークな人ほどクリーンになれる」にまとめました。 この記事では、この本が生まれた背景やその中身を少しご紹介します! BESSは40年間、ずっと"創業期"暮らしの中で薪ストーブを楽しんだり、四角いガルバリウ

「まぬけ」のビジュアルはこうして生まれた。イラストレーター杉山巧さんインタビュー【商品開発秘話】

先日のnoteでもご紹介したBESSの新ブランドビジュアルと、新商品「間貫けのハコ」のパンフレットイラスト。 生命力や強さを感じさせる、BESSの新たなブランド発信にふさわしい、とても素敵なイラストたちは、イラストレーターの杉山巧さんに手がけていただいたものです。 BESSが新たに発信する「まぬけ」というメッセージにふさわしい表現はどんなものか…検討する中で巡り合ったのが杉山さんでした。 今回のnoteでは杉山さんに絵を描き始めたきっかけから、今回のイラストに込めた思いま

なぜBESSは新商品に「まぬけ」と名付けたのか?【開発コンセプト秘話】

こちらのnoteでもご紹介したBESSの新商品「間貫けのハコ」。 プレス発表や広告,SNSでの発信をする中で、続々と様々な反応をいただいています! 「縁側のある暮らし、いいですね!」 「うろこの外観、かわいい!」 「まぬけとは、BESS、そうきたか!」  特に反応があるのは、やはり「間貫け」というネーミング。 「家に"まぬけ”って、どうなの??」 「本当にこの名前で行くんですか…?」 社内でも賛否両論ありましたが、今回のnoteでは、新商品「間貫けのハコ」の「間貫け」の部

家を買ったら恐竜がもらえる?!‟オマケも文化”な「BESSガジェット」の話。

「オマケ」って、なんだかワクワクする響きですよね。 (ちなみに私は「グリコのオマケ」や「セボンスター」世代です) 実はBESSでも、家を買ったらもらえる「オマケ」があるんです! 今回は、そんな「BESSガジェット」についてご紹介します。  BESSガジェットは、家具や雑貨など、BESSの暮らしを彩るアイテムたち。 BESSの家々に似合う家具や雑貨をセレクトしたり、ここでしか手に入らないオリジナルアイテムを開発しています。 BESSの家々は、独自のコンセプトをもった個性的

賃貸vs持ち家論争にそっと添えたい「資産価値より、活用価値」という考え方

住宅業界において永遠に決着しない議論のひとつといっても過言ではない「賃貸か持ち家か?」論争。 それぞれのメリットデメリット、金銭的にどちらが得か?のシミュレーション…プロでも意見の分かれるテーマです。散々語りつくされてきた感はありますが、正直「結局は個人の価値観による」でしかないのかな、とも思います。 「固定資産という安心が欲しいかどうか」 「メンテナンスが自分でできるかどうか」 「ローンを背負うか背負わないか」 どれも大事な判断項目のひとつであることは間違いないのですが、

「間取り」に対する固定観念をとっぱらってみよう!という話

もし、あなたが今新しい家に暮らすなら、どんな間取りにしますか? 「リモートワークでも集中できる、書斎が欲しい」 「将来、子どもは3人欲しいから、子どもの分だけ個室は必要かな」 「両親や友人が泊りにきたときの客間もあったほうが…」 夫婦二人なら2LDK、4人家族なら3LDKは欲しい…ついつい、「〇LDK」という『個室の数』で考えがちかな、と自分も含めて思います。 『いい間取り』『間取りのセオリー』に関する本もたくさんありますよね。 でも、それが果たして自分にとって、家族にとっ

これぞ“BESS縁”!「住む」より「楽しむ」仲間が集まったLOGWAY懇親会レポート

2015年のTEDで、ハーバード大学のロバート・ウォールディンガー教授は「人生を幸福にし、人を健康にするのは、良好な人間関係だ」とスピーチしました。逆に家族との絆や人間関係が希薄になって孤立化していく人が増えていることを表す「無縁社会」という言葉もまた、10年ほど前大きな話題になりました。 以前の記事で、BESSの家に暮らす人々は価値観に共通する部分があって、初対面でもすぐに仲良くなってしまうことをご紹介しました。土地探しをしている段階で、「現地を見学に行ったら近所にBES

とことん自由な暮らしを考えた新商品、ワンダーデバイス特別モデル誕生!

BESSの家の人気シリーズ、WONDER DEVICE(ワンダーデバイス)から、特別モデルを期間限定で新発売します!この新モデルのテーマは「STAGE&STORAGE」。 今回は、このモデルに込めた思いについて書きたいと思います。 「withコロナ」で、暮らし方に変化が??家や暮らしを考えるとき、空間をどう使うか?をまず考えますよね。 「キッチンからの導線はこうだな」 「家族がくつろぐ場所はここ」 考えて考え抜いて、「これだ!」とレイアウトをしても、家族や環境の変化で、暮

未来はどこだ?‟建築家ではなく構築家でありたい” チーフデザイナーが語る「栖ログ」【後編】

栖ログの開発を担当した、BESSチーフデザイナーの山中祐一郎。実は栖ログだけではなく、2001年以降、BESSの顧問デザイナーとしてBESSのすべての商品開発に携わっています。今回は、山中とBESS公式note編集長の植田が、BESS流の未来の暮らしについて考えてみました! 「未来」はどこにある?みなさんが「未来の暮らし」と言われて思い浮かべるのはどんな暮らしでしょうか?昔見た映画のように、クルマが空を飛び、ロボットが家事をしてくれるような生活かもしれませんね。そんなテクノ

BESSの家はどうやって生まれている?チーフデザイナーが語る「栖ログ」【前編】

栖ログの開発を担当した、BESSチーフデザイナーの山中祐一郎。実は栖ログだけではなく、2001年以降、BESSの顧問デザイナーとしてBESSのすべての商品開発に携わっています。 今回は、山中とBESS公式note編集長の植田が、栖ログの商品開発にまつわる裏話をご紹介します! 「カタチは決まっても、描きたい暮らしや住人像と合致するまで先に進まない」というBESSの開発会議。 栖ログが世に出るまでに、会議ではどんな話がされていたのでしょうか。 「感性マーケティング」を掲げるBE

「家」でなく「小屋」と呼ぶ新商品。「栖ログ」はこんな風に誕生しました。

「小屋論」 これは、商品名も決まる前につくられた資料の冒頭。 新商品に込めた思いや、世の中に伝えたいメッセージがブレないよう、造り手としての意思統一のために掲げられたスローガンのようなものです。 今回は「なぜBESSは、家でなく小屋の暮らしを提案するのか?」 そんなテーマで、誕生の背景や商品にこめた思いをご紹介します。 「小さく建てて、大きく暮らす」「家は、大きいに越したことはない」 住まいを考えるとき、そう思うかもしれません。 でも、家は大きくなるほど、お金もかかる…。

スローライフは忙しい!?BESS社員が「森活」で身をもって体験してきた話

最近では「エシカル就活」という言葉が話題になるなど、就活生も、企業を選ぶ際に事業内容だけでなく、企業のCSR活動や社会貢献意識を当然のように重視していると聞きます。初任給の額や福利厚生ばかり比較していた自分が本当に恥ずかしい…。 2010年代頃から「CSR」「SDGs」という言葉をよく耳にするようになり、企業も地球に生きる一員として環境や人道的・倫理的な観点で社会に対する責任を持つことを求められていますが、実はBESSもずっと前から、「木を扱う会社」として地球の環境のために

この家は「挑む装置」。BESSの四角い家、ワンダーデバイス裏話

『普通の住宅では飽き足らない、1%の人たちのための装置。』 これは、2004年に発売したWONDER DEVICE(ワンダーデバイス)の広告コピーです。 今回はBESSの代表商品のひとつ、ワンダーデバイスの裏話をお届けします! 合言葉は『どこにもない発想の家をつくろう』 今から約20年前、商品開発がスタートし、まず浮かび上がってきたのが、 「なんでもありのワンボックス」というフレーズでした。 ただの四角い箱ではない、暮らしを楽しむための「装置」。 「ワンダーな毎日を創り