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BESSブランドストーリー

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BESSのコンセプトやマーケティング、商品開発秘話などブランドにまつわるエピソードをお届けします。
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#商品開発

「まぬけ」のビジュアルはこうして生まれた。イラストレーター杉山巧さんインタビュー【商品開発秘話】

先日のnoteでもご紹介したBESSの新ブランドビジュアルと、新商品「間貫けのハコ」のパンフレットイラスト。 生命力や強さを感じさせる、BESSの新たなブランド発信にふさわしい、とても素敵なイラストたちは、イラストレーターの杉山巧さんに手がけていただいたものです。 BESSが新たに発信する「まぬけ」というメッセージにふさわしい表現はどんなものか…検討する中で巡り合ったのが杉山さんでした。 今回のnoteでは杉山さんに絵を描き始めたきっかけから、今回のイラストに込めた思いま

なぜBESSは新商品に「まぬけ」と名付けたのか?【開発コンセプト秘話】

こちらのnoteでもご紹介したBESSの新商品「間貫けのハコ」。 プレス発表や広告,SNSでの発信をする中で、続々と様々な反応をいただいています! 「縁側のある暮らし、いいですね!」 「うろこの外観、かわいい!」 「まぬけとは、BESS、そうきたか!」  特に反応があるのは、やはり「間貫け」というネーミング。 「家に"まぬけ”って、どうなの??」 「本当にこの名前で行くんですか…?」 社内でも賛否両論ありましたが、今回のnoteでは、新商品「間貫けのハコ」の「間貫け」の部

目指したのは"縁側みたいな家”。新商品「 間貫けのハコ」誕生!

このたび、新商品「三角WONDER 間貫けのハコ」が誕生しました! マがあって、ヌケがある。そんなBESSの新商品をご紹介します。 今の世の中、必要なのは「マ」や「ヌケ」では?商品を通して、世の中に発信したいメッセージは何か?提案したい暮らしは何か?BESSの商品開発は、いつもここからスタートします。 AI化や情報化が目まぐるしく進み、息もつけない社会。 そこには、余裕や、おおらかさが足りないのでは? 今、世の中に必要なのは「マ(間)」や「ヌケ(抜け)」なのではないか?

家を買ったら恐竜がもらえる?!‟オマケも文化”な「BESSガジェット」の話。

「オマケ」って、なんだかワクワクする響きですよね。 (ちなみに私は「グリコのオマケ」や「セボンスター」世代です) 実はBESSでも、家を買ったらもらえる「オマケ」があるんです! 今回は、そんな「BESSガジェット」についてご紹介します。  BESSガジェットは、家具や雑貨など、BESSの暮らしを彩るアイテムたち。 BESSの家々に似合う家具や雑貨をセレクトしたり、ここでしか手に入らないオリジナルアイテムを開発しています。 BESSの家々は、独自のコンセプトをもった個性的

‟じぶん色”の暮らしを楽しみたい人へ。新発売のG-LOG「コルリ」をご紹介!

BESSの中でも人気のG-LOGから、新モデルが登場しました! その名も「コルリ」。 G-LOGのモデル名にはすべて鳥の名前が付けられていますが、今回の新モデルは鮮やかな瑠璃色の小さな野鳥「コルリ」から、『毎日の暮らしが鮮やかに楽しく彩られるように』という願いを込めて名付けました。 以前のnote記事でもご紹介したG-LOGの魅力であるおおらかな三角屋根や、超ベランダ空間「NIDO」とロフトの開放的なつながりはそのままに、暮らしにワクワク感と彩りを添えるキッチン空間が魅力の

BESSの家はどうやって生まれている?チーフデザイナーが語る「栖ログ」【前編】

栖ログの開発を担当した、BESSチーフデザイナーの山中祐一郎。実は栖ログだけではなく、2001年以降、BESSの顧問デザイナーとしてBESSのすべての商品開発に携わっています。 今回は、山中とBESS公式note編集長の植田が、栖ログの商品開発にまつわる裏話をご紹介します! 「カタチは決まっても、描きたい暮らしや住人像と合致するまで先に進まない」というBESSの開発会議。 栖ログが世に出るまでに、会議ではどんな話がされていたのでしょうか。 「感性マーケティング」を掲げるBE

‟「最後は、ふたり」がキーワードでした”【栖ログ開発社員が語る・後編】

BESSの新商品、「栖ログ」の開発秘話をお届けする社員インタビュー。 後編では、「栖ログ」の住人像や、暮らしのイメージを、暮らし表現を担当した樋口が語ります。 ▼前編・建物開発の裏話はこちら 「2人」という家族の単位をとことん考えたーBESSでは毎回、シリーズごとに住人を想定し、その住人の価値観を暮らしの設えに落とし込んでいます。今回、住人像をイメージする上でどんなことを意識しましたか? 樋口:一般的には結婚や子どもの成長といった家族の変化が家を建てるきっかけになること

‟5歩も歩けばもう外(笑)そのサイズ感が良い”【栖ログ開発社員が語る・前編】

BESSの建物や暮らしを生み出しているのは、一体どんな人たち? 商品開発を手がけた社員に、栖ログの開発秘話をインタビュー! 前編は、「栖ログ」という建物がどのように形づくられていったのか、を中心に、建物開発担当・秋本のインタビューをお届けします。 新カテゴリー「平小屋」ログ開発はこうしてはじまったー栖ログは「BESSの平小屋」と掲げ、「小屋で暮らす」という新たな提案の商品です。どんなきっかけで、開発がスタートしたのでしょう? 秋本:実は以前から、『BESSで平屋はないの

「家」でなく「小屋」と呼ぶ新商品。「栖ログ」はこんな風に誕生しました。

「小屋論」 これは、商品名も決まる前につくられた資料の冒頭。 新商品に込めた思いや、世の中に伝えたいメッセージがブレないよう、造り手としての意思統一のために掲げられたスローガンのようなものです。 今回は「なぜBESSは、家でなく小屋の暮らしを提案するのか?」 そんなテーマで、誕生の背景や商品にこめた思いをご紹介します。 「小さく建てて、大きく暮らす」「家は、大きいに越したことはない」 住まいを考えるとき、そう思うかもしれません。 でも、家は大きくなるほど、お金もかかる…。

羽をもった自由人のあなたへ。BESSの平小屋「栖ログ」誕生!

このたび、新商品「栖ログ」が誕生しました! 栖(すみか)とは、鳥の巣の意味。 大空を飛ぶ鳥のように自由で、軽やかな暮らしのための「栖」。 「平屋」で「小屋」で、「平小屋(ひらこや)」。 そんなキーワードとともに、BESSの新商品をご紹介します。 BESSにとっての「家」とはBESSでは、ログハウスをはじめ、自然材をふんだんに使った個性豊かな木の家で、手間や工夫をおもしろがる暮らしを提案しています。 BESSが考える家の原点は、原っぱに天幕。 「豪華な家でなくとも、雨風がしの

この家は「挑む装置」。BESSの四角い家、ワンダーデバイス裏話

『普通の住宅では飽き足らない、1%の人たちのための装置。』 これは、2004年に発売したWONDER DEVICE(ワンダーデバイス)の広告コピーです。 今回はBESSの代表商品のひとつ、ワンダーデバイスの裏話をお届けします! 合言葉は『どこにもない発想の家をつくろう』 今から約20年前、商品開発がスタートし、まず浮かび上がってきたのが、 「なんでもありのワンボックス」というフレーズでした。 ただの四角い箱ではない、暮らしを楽しむための「装置」。 「ワンダーな毎日を創り

拝啓、樋口一葉さま。あなたの名前を付けたログハウス「G-LOGなつ」の話

「おでこのきれいな女性(ひと)がいました。」 BESSのログハウス、「G-LOG(ジーログ)なつ」のキャッチコピーは、こんなフレーズから始まります。 今回は、私がBESSの家々の中で一番好きなシリーズである、「G-LOG なつ」について、『どうして建物に人の名前をつけたのか?』という裏話をお届けします。 まずはG-LOGのご紹介から。 日本の「軒下文化」から着想を得た‟超ベランダ空間” G-LOGは、力強く空に伸びるシャープな「ヤジリ屋根」が特徴のログハウス。そのいち

「程々の家」は、れっきとした商品名。「程々」を少しだけ紐解きます。

今回は、BESSの旗艦商品である「程々の家」を筆頭に、暮らしの価値観として大切にしてきた「程々」に込めた思いをご紹介します。 『この広告に載っている「程々の家」をください。』 これは、「程々の家」発売当初、広告が載った雑誌を握りしめて、LOGWAYにやってきた男性が開口一番に発した言葉です。 話を聞くと、「程々の家」というネーミングに心が揺さぶられたとか。 そこには、数行の文章と、外観写真が一点のみ。何千万円もの家に、「程々」という名前をつけるなんて、どんな商品、どんなブ